今年も、今年こそも、3.11に一宮で歌い繋ぐライブをしよう
昨年の「ライブ3.11 in 一宮競輪場」で中心的役割を担った
ミュージシャン森香からのメッセージ
この小さな日本は大陸棚の端に有り、何度も大きな天災に見舞われてきました。
天災とともに生き自然への畏怖と尊敬の念を持って暮らして来たのがこの列島に住む人間の姿なのです。
災いの時こそ支え合ってきたからこそ私たちはここに生まれ育つことができたのだと思います。
二年前の震災は被害に遭った人にとって人生を全く変えてしまう出来事だったと思います。遭わずに済んだ人にはとうてい想像も出来ない経験をされたことと思います。
わかり得ないこと、これは被害に遭わずに済んだ人間にとっても辛いことです。大きな溝ができてしまったからです。
対岸から顔も見えずどんなに大声を出してもやっと声が届くくらい、増してや何を言ってるのかも聞こえず、被害にあったみなさんの声も聞こえない。
そんな状態のまま、早くも二年が経とうとしています。
それを私は越えようとしたのか?
改めて自分のダメさに気が付きグルグルになった頭の中でいつの間にか忘れ去ろうとしている幾つかのことを思い出しています。
特に去年の3/11祈りの歌い繋ぎの中で「何にもできないでごめんなさい」と思うのは今日限りにしようと思ったことが未だに解決出来ないことが情けなくてたまりません。
ただ、決して動きを止めてはいかんと思うのです。
去年歌い繋いだことで皆の二年目の始まりが確認出来たように三年目を初めなかんのです。
これからこの列島で生きて行く人々のために。平和な日本が生まれるように。
相変らず祈るだけの日になるかもしれません。
いや、自戒の日になってしまうかもしれません。
ただ、この列島に暮らすものとして誰一人として孤立させないと伝える。
それが歌い手の役割なのではないかと思います。
支えあわなければこの列島では生き延びることなど出来ないのです。
去年より辛い会になるかもしれませんが、今一度祈りの集会に集まってください。
そして、心から歌い楽しむという形で祈りの列に加わっていただきたいと思います。
2013年1月3日
日本の旅のうたうたい
アンポンマン 森香
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